【放送局占拠】最終話まとめと感想|大和の本当の目的は?続編に期待

放送局占拠 最終話 10話 まとめ 考察 ドラマ

3か月間続いた『放送局占拠』がついに最終回を迎えました。『占拠シリーズ』では定番となっている続編を期待させるような終わり方にファンの方もうずうずしているのではないでしょうか。

この記事では第10話のあらすじとまとめ、大和の真の目的の考察しています。よろしければ最後までご覧ください。

【前話】第9話の考察はこちらから↓

「そこまでです、武蔵刑事」――。すべてを裏で操る『傀儡子(くぐつし)』の正体を突き止めた武蔵(櫻井翔)。しかしその直後、バディを組んだはずの青鬼・大和(菊池風磨)が本性を現し、武蔵にナイフを突きつける――「銃を渡してください、武蔵刑事」。武蔵に協力すると見せかけ、土壇場で裏切った大和。その目的は…!?

一方、爆死の危機が迫る人質たち。恐れをなした都知事候補・沖野(片岡礼子)が、ついに重い口を開いた――「傀儡子は……屋代警備部長です!」。しかし、当の屋代(高橋克典)は、がしゃどくろ(瞳水ひまり)に撃たれ裕子(比嘉愛未)の懸命の処置もむなしく息をひきとった。叔父を亡くした本庄(瀧内公美)は怒りに震え、指揮本部には衝撃が走る…。

そんな中、般若・伊吹(加藤清史郎)が最後の放送を開始!傀儡子は本当に屋代なのか!?伊吹が仕掛けた〝最大の装置〟が発動する…。

武蔵が突き止めた真相とは!?最後、これまで見た景色がガラッと変わる、驚愕の最終回!!

傀儡子は、奄美(戸次重幸)だった…!恋人の命を奪った官房長官に復讐するため、屋代と手を組み、沖野を国のリーダーに仕立てて国家権力を奪うことが目的だったのだ。伊吹の真の標的は、そんな傀儡子がでっち上げた数々のウソを妄信し拡散させたテレビの前の視聴者=匿名の第三者だった。事前に視聴者に爆弾を送り付けて大量殺人を図る伊吹。だが、武蔵の“言葉”が大衆を動かし、伊吹の計画は間一髪食い止められた。こうして占拠事件は幕を閉じたが…。

引用元;放送局占拠公式HP

奄美(戸次重幸)は23年前に当時交際していた島浦千草さんをひき逃げ事故で亡くしていました。車を運転していたのは式根泰山(現内閣官房長官)です。その事故は後日式根の秘書が起こしたことになっており、式根はテレビやマスコミによる報道で評判が右肩上がりになっている最中でした。

真実を報道するには権力を持たないといけないという想いから傀儡子くぐつしになることを決め、『PM PLAN』を計画しました。『PM PLAN』のPMはPuppet Master(傀儡子)であり、Prime Minister(首相)でもあります。奄美は自分の息のかかった人物を首相にすることでこの国を変えようとしていたのです。

第1話で沖野(片岡礼子)が持っていた「倉橋綾子」のネームタグは、2年前に沖野が頼まれて安楽死させた患者のものでした。沖野の同僚はそのことを『NEWS FACT』の情報提供BOXに報告しますが、奄美は隠ぺいしてしまいます。

奄美は事実を隠ぺいする代わりに、沖野に『PM PLAN』を持ちかけ都知事選に立候補するように仕向けていました。今回の都知事選は沖野以外の候補者の闇を事前に入手し、番組終了とともに真鍋野々花(宮部のぞみ)を使って候補者の闇を拡散させ、沖野を当選させるという出来レースだったことがわかります。

第9話でメールを受け取った後から、不審な行動をとっていた三宅すず(吉田芽吹)は既婚者でした。メールは夫からで子どもが熱を出したという内容。途中上の空になる場面もありましたが、それなら納得の理由ですね。志摩(ぐんぴぃ)を始め視聴者にも驚きの内容だったのではないでしょうか。

伊吹の真の目的は傀儡子くぐつしではなくテレビの前の視聴者でした。傀儡子である奄美の審判を視聴者にゆだねるという方法で日本を変えようとしたのです。

伊吹は事前にモニターと称して爆弾入りのテレビ3000台を日本全国に配布していました。視聴者の投票で法の裁きが上回れば爆弾は爆発しないが、妖による制裁が上回れば爆発する仕組みになっていたようです。

今は誰もがパソコンやスマートフォンを持ち、SNSで発信することができる時代です。有益な情報をいち早く入手できる一方で、誤情報が出回る確率も高いと言えます。妖のメンバーはそういったSNSによる誤情報の拡散によって大切な人を傷つけられた人達です。

はるすけ
はるすけ

第10話では妖のメンバーたちの「あるはずだった未来」が見えて切なくなりました。情報発信をする立場として考えさせられる一幕でしたね。

そして実は傀儡子である奄美も根っこが同じだというのがこのドラマのよく作られているところだと思います。奄美は傀儡子になることで新たな被害者を作り出し、負の連鎖が生まれています。復讐は何も生まないとはよく言われていますが、本当にその通りになっていますね。

投票の結果は武蔵の訴えによりテレビは爆発しないという流れになりましたが、それもまた大衆の怖さを物語っているように思います。テレビの前にいる視聴者はよく考えないで発信していることの裏付けにもなりますね。

第9話の最後で武蔵に刃物を向けた大和ですが、それも作戦の内だったことがわかります。大和が死んだふりをしていたのは伊吹とグルなのかも、という考察もしましたが完全に大和の作戦勝ちでした。

大和は自分の後継者を作ることを目的としていました。伊吹は方向性の違いにより大和をメンバーから外しましたが、大和はそのことをリーダーにふさわしいと評価しています。

第10話で大和は安室流華るか(瞳水ひまり)の元に行き、タブレットを奪って妖のセキュリティーを解除することに成功しています。妖の計画を最後まで遂行させることが目的ではなかったということです。

武蔵に死んだふりを持ち掛け、警察内部に潜入し、武蔵をテレビ局内に案内するという口実で拘束を解いてもらう作戦だったのでしょう。最終的に二人三脚だった武蔵と別れ、隙を狙って逃走することに成功しています。また新たな闇を明るみに出すべく動き出すのでしょうか?

はるすけ
はるすけ

大和の情報収集能力先読み力すごいですよね。もっと違う方面で適性を発揮できる場所があればいいのに…と思ってしまいます笑

最終話のラストには屋上にいる大和。大和が肩に手を置いたのはなんと武蔵の妻である裕子でした。これは続編が期待されますが一年後に放送ということになるのでしょうか。続編の吉報を待ちたいと思います。

最終話のシークレット映像には、今までの隠しメッセージ最後の単語がありました。最後の単語は「’s senior」意味は年長者・先輩などです。

シークレット映像 隠しメッセージ
放送局占拠

第1話からの単語をまとめるとこのようになりました。

1話I
2話know
3話true
4話identity
5話of
6話the
7話Puppet Master
8話is
9話Musashi
10話’s senior

I know true identity of the Puppet Master is Musashi’s senior.

私は傀儡子の本当の正体を知っている。傀儡子は武蔵の先輩だ」となります。

誰目線のメッセージなのかが気になるところですが、こういう細かいところでも楽しませてくれたドラマでした。

『放送局占拠』の考察はこの記事で終了となります。3か月間お付き合いいただきありがとうございました。続編が出ましたら、また考察を始めていこうと思います。

筆者はこの『占拠シリーズ』を初見で観始めましたがとても面白かったです。細部まで作りこまれていて何度も見直したくなるようなドラマでした。これを機に『大病院占拠』と『新空港占拠』も観たいなと思います。

はるすけ
はるすけ

実はTVerで『潜入兄妹』が配信されていたのでそちらを一気見しておりました!『潜入兄妹』も同じスタッフで制作しており、だんだんと展開がわかるようになりました笑

『放送局占拠』妖キャストと全話まとめはこちら↓

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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