物語も後半に入り、スリリングでスピーディーな展開が続いています。このブログでは『放送局占拠』の考察記事をシリーズ初見の方向けに展開してきましたが、占拠シリーズを知らなくても十分に楽しめる内容になっています。
この記事では、ドラマをもっと楽しめるように伏線や考察をまとめ、独自の目線で『放送局占拠』を深堀りしていきます。「そういう考え方もあるのか」という一助になれたら嬉しいです。
よろしければ最後までご覧ください。
【前話】第5話の考察はこちらから↓
【次話】第7話の考察はこちらから↓
【放送局占拠】第6話あらすじ
テレビ局を占拠した般若の正体は、武蔵(櫻井翔)の義理の弟で警視庁BCCT捜査員・伊吹(加藤清史郎)だった! テレビ局で拉致されたはずの伊吹が、なぜ妖に!? 衝撃の展開に、指揮本部はもちろん、伊吹の姉・裕子(比嘉愛未)も大混乱…!
正体を明かした伊吹は、武蔵に自分自身の闇を突き止めろと要求!「すべての手がかりは与えました。2時間以内に、あなたの闇を突き止め、私が般若になった理由を明らかにしてください」。間に合わなければ、毒ガスによって人質の誰かが死ぬ――。心当たりを探る武蔵は、5年前に起こった『鎌鼬(かまいたち)事件』を調べ始める――。
一方、毒ガスの恐怖におびえる6人の人質たち。用意された防護マスクは5つ。このままでは、誰か1人が確実に犠牲になる…。5つしかない防護マスクを巡って、人質たちの命懸けの奪い合いが始まる!!
伊吹が妖になったワケは!? 武蔵が関わった鎌鼬事件とは一体!? 妖誕生の秘密がついに明らかに!!
伊吹が般若になったワケは、恋人だった神津風花の無念を晴らすためだった。5年前の『鎌鼬事件』で報道記者・安室光流殺害の罪を着せられ、自ら命を絶った風花。事件の隠蔽をのっぺらぼうに依頼し、風花を殺人犯に仕立てた真犯人は、屋代(高橋克典)だった! 武蔵の罪は、当時何も疑わずに風花を逮捕したこと…。天狗(芝大輔)は光流の兄・駆流、がしゃどくろ(瞳水ひまり)は妹の流華。全てを明かした伊吹が、さらなる暴走を始める!
引用元;放送局占拠公式HP
【放送局占拠】第6話の注目ポイント
潜伏者は屋代警備部長
鎌鼬事件の裏側でのっぺらぼうに指示していたのは屋代警備部長(高橋克典)だということがわかりました。妖の一味かと思われていましたが、実態は傀儡子側。屋代警備部長が傀儡子なのかもしれませんが、現状で真相はわかっていません。

屋代警備部長は傀儡子の手下や部下という位置づけが適当だと推測。もっと大物が隠れていそうです。
次回判明する輪入道の正体は誰か?
次回予告では輪入道の正体が明らかになるとされています。SNS上では第1話のバスジャック犯であるFUJIWARAの原西さんが有力です。
第6話では伊吹(加藤清史郎)の因縁の事件となった鎌鼬事件の真相が明らかにされ、妖の中にも関係者がいることがわかっています(天狗とがしゃどくろ)。輪入道も同じく鎌鼬事件の関係者だとすると、拘置所で亡くなった神津風花の親族か、事件の被害者となった白石純恋の親族のどちらかではないでしょうか。
もしバスジャック犯が輪入道だと仮定すると、妖はバスジャックに何らかの目的があったはずです。乗客の中に鎌鼬事件の関係者がいたのか。バスジャックでは「犯人は死亡した模様」だと言われていますが、実際は違うのか。
妖の目的は闇を白日の下にさらすことのはずです。バスジャックをしたところでその目的は果たせないと筆者は考えます。

総合すると輪入道はバスジャック犯ではない、と考えるのが妥当かなと思います。
鎌鼬事件の真相:真犯人は屋代警備部長・処理をのっぺらぼうに依頼

鎌鼬事件のまとめ
第6話で明らかになった鎌鼬事件の概要をまとめます。
- 日時:2020年1月14日 神奈川県三日月
- 概要:安室光流(『NEWS FACT』の記者)と白石純恋(大学生)が殺害され、現場にいた神津風花(伊吹の恋人)を現行犯逮捕したのが武蔵。神津風花の体内からは違法薬物が検出された。
報道では安室さんと白石さんは交際しており、神津風花は男女間のもめごとで事件を起こしたとされていました。
真実は以下
- 屋代警備部長は『NEWS FACT』の記者である安室さんを殺害。その処理をのっぺらぼうに依頼。
- のっぺらぼうである大野原菖蒲と部下の地内実篤は、安室さんを処理するために運んでいるところをたまたま通りかかった白石純恋さんと神津風花さんに目撃される。その後白石さんはのっぺらぼうに殺害され、神津風花さんは違法薬物を注射されて犯人に仕立て上げられた。
天狗は安室さんの兄・安室駆流で元刑務官。がしゃどくろは妹の安室流華。2人は第6話で身元を明かしています。
引用元;放送局占拠公式HP
鎌鼬事件の関係者が妖の中に3人(般若、天狗、がしゃどくろ)。次回明らかになる輪入道も関係者ではないかと思います。妖の軸となる事件だと考えてよさそうです。鎌鼬事件には傀儡子が関わっているようですから、なぜ安室さんが殺されてしまったのかがカギになりそうですね。
安室さんは『NEWS FACT』の記者なので真実を伝えようとした(調べていた)ところ、邪魔になった傀儡子が屋代警備部長とのっぺらぼうを使ったということでしょうか。次回以降にさらに深い闇が明らかになりそうです。
のっぺらぼうと部下は遺体となっていた
第6話では廃墟にあった遺体の身元がのっぺらぼうの大野原菖蒲と部下の地内実篤だと判明しました。2人を始末したのはおそらく伊吹でしょう。「誰も殺してはいけない」と言っていた大和(菊池風磨)とはここで対立が起きたと推測します。
関係者である天狗とがしゃどくろは伊吹の行動に加勢し、大和を冷凍庫に拘束したという流れになったと思われます。
残る人質の闇を予想
鎌鼬事件の裏にはまだ見ぬ真実が隠れていそうですが、ここで人質について整理しておこうと思います。
役名 | キャ スト | プロフィール |
---|---|---|
三河 龍太郎 | 北代 高士 | 都知事選の候補者 名門サッカースクールの代表兼監督 ⇒第3話で懺悔、釈放 |
沖野 聖羅 | 片岡 礼子 | 都知事選の候補者 大学病院の看護師長 |
大芝 三四郎 | 真山 章志 | 現・都知事 ⇒第4話で懺悔。感電して死亡 |
奄美 大智 | 戸次 重幸 | 『NEWS FACT』プロデューサー |
日出 哲磨 | 亀田 佳明 | 『NEWS FACT』ディレクター ⇒第5話で懺悔、釈放 |
忽那 翡翠 | 齊藤 なぎさ | 『NEWS FACT』新人 アシスタントディレクター |
灘見 寛治 | 福澤朗 | 『NEWS FACT』MC/ 人気キャスター |
真鍋 野々花 | 宮部 のぞみ | 『NEWS FACT』アシスタント/ タレント兼インフルエンサー |
式根 潤平 | 山口 大地 | 国民的俳優 内閣官房長官の息子 |
残っている人質について、闇になりそうなことを予想します。
- 沖野聖羅:都知事候補者の残1名。「倉橋綾子」というネームタグを持っていたので(第1話)それに関する闇がありそう。
- 奄美大智:プロデューサー。番組の責任者になるのでこれまでのねつ造に対する責任が闇?SNS上では奄美が傀儡子なのではという意見もあります。
- 忽那翡翠:新人ADなので、番組制作に対する闇には関わっていないと予想。残る妖の1人座敷童の可能性あり。→テレビ局内に妨害電波を仕掛ける(第1話)のも忽那なら容易。
- 灘見寛治:これまで番組で真実とは異なる報道をしてきた責任?第6話では自分のことを第一に考える姿勢がみられました。人気凋落も妖の魂胆かも。
- 真鍋野々花:目立った行動はありませんが、インフルエンサーと名乗っているため自分をよく見せすぎている可能性。真実とは異なることを吹聴していた過去があるかも?
- 式根潤平:第6話では男気のある行動を見せていましたが一転し、お茶の間に醜態をさらしています。父親が権力者のため、これまでに握りつぶしてきた闇がぼろぼろ出てきそう。
第6話までほとんど出てきませんが、式根潤平の父親の内閣官房長官は傀儡子と関わりがあると思います。妖の目的は傀儡子と官房長官の権力失墜が狙いかも?
まとめ:まだ波乱が起こりそうな展開!ワクワクが止まらない
『放送局占拠』も後半戦に入りましたが、まだ一波乱ありそうな展開にワクワクが止まらない筆者です。これまでシリーズ初見の方向けに解説を交えて書いてきましたが、過去作をあまり知らなくても十分に楽しめる内容となっています。
今後はドラマをさらに面白く観られるような考察を展開していきたいと思っています。
第6話で公開されたシークレット映像ですが、少しわかりにくく、白背景に白文字となっています。

「the」とあります。1話からの隠しメッセージをまとめると
1話 | I |
2話 | know |
3話 | true |
4話 | identity |
5話 | of |
6話 | the |
「私は知っている、本当の正体を」と読み取れます。物語のカギになっている傀儡子に関する記述でしょうか。次回以降もチェックしていこうと思います。
『放送局占拠』妖キャストと全話まとめはこちら↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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