『放送局占拠』第7話では大和が拘束され死亡したと思わせたり、過去の拘置所での謎が明らかになったりと物語が新たな展開を迎えています。武蔵は大和に「2人で伊吹を止めるぞ」と言いましたが果たして大和は本当に協力するのでしょうか?
この記事では大和が武蔵に協力するのはフェイクである可能性を考察していきます。ドラマをより楽しむために「そんな見解もあるのか」という一助になったら嬉しいです。
よろしければ最後までご覧ください。
【前話】第6話の考察はこちらから↓
【放送局占拠】第7話あらすじ
『大和耕一が凍死するまで、あと90分』――。武蔵(櫻井翔)は義理の弟・伊吹(加藤清史郎)が般若になった理由を突き止めたが、占拠事件はまだ終わりではなかった! 暴走を始めた伊吹は、仲間だった大和(菊池風磨)を冷凍庫に監禁!90分以内に救い出さなければ、大和は死に至る…!
武蔵は葛藤の末に、「大和を救い出す」――。病院占拠事件で目的を達したはずの大和が、なぜ妖に手を貸したのか? それを明らかにするためにも、大和を死なせるわけにいかない…。
屋代警備部長(高橋克典)を取り調べるため、指揮官の本庄(瀧内公美)は全捜査員に告ぐ、「これより指揮を武蔵主任に移す! 大和耕一の監禁場所の特定を急いで!」。
一方、テレビ局では、伊吹ら妖たちが“真の目的”のために動き始める。そんな中、伊吹と裕子(比嘉愛未)が姉弟であることを知った人質たちは、裕子にメスを突き付け、妖に解放を迫る――!
妖の本当の狙いは!? 伊吹を狂わせた原因とは!? ついに大和の命の灯が……大和が妖に手を貸した訳は、兄のように慕ってくれた大島瞳(上西星来)をのっぺらぼうに殺されたからだった。しかし1カ月前、鎌鼬(かまいたち)事件で娘の純恋を失っていた輪入道・八丈豪(原西孝幸)が、のっぺらぼうにハメられてバスに立てこもり、自爆。八丈の死を悼む伊吹は、殺人を容認しない大和に背いてのっぺらぼうを射殺し、大和を妖から追放したのだった。全てを知った武蔵は大和を冷凍庫から救い出すと、「伊吹を止めるぞ、俺とおまえで」――。
引用元;放送局占拠公式HP
【放送局占拠】第7話の注目ポイント
輪入道の正体は八丈豪(バスジャック犯)
第7話で正体が明らかになった輪入道は、第1話の冒頭で起こったバスジャック犯の八丈豪(原西孝幸)でした。バスジャックをした経緯は以下↓
- 監禁していたのっぺらぼうと部下(大野原菖蒲と地内実篤)が爆弾を持って逃げ出したのを八丈が追う
- のっぺらぼうにはめられて八丈は爆弾犯にされたため、警察から逃げている途中にたまたま停車していたバスに立てこもる
- 人質が逃げたのを見計らって爆弾を爆破させる
八丈は鎌鼬事件の被害者である白石純恋の父親です。娘の仇をとるために妖になりましたが、警察に捕まったら妖が存続できなくなると思い、自ら爆破することを選んだのでしょう。「父ちゃん、仇とったる」という言葉が最期になりましたが、仲間に対するメッセージだと思うと胸が熱くなります。
妖たちが「あの人のためにも」と言っていたのは八丈のことだとわかりました。

前話考察で輪入道はバスジャック犯ではないと予想しましたが外れました。突発的に起こった事件だったわけですね。伊吹が呆然とバスを見つめていた意味もわかってスッキリしました。
座敷童は忽那翡翠が有力視
第7話で「座敷童」という名前が伊吹のスマートフォン上で初めて登場しました。座敷童は人質の中にいると予想され、物語のカギになる「ロック解除の方法」についての情報を入手したようです。

人質が混乱を起こしている隙に”誰か”から情報を聞き出したということでしょうか。もしくは”誰か”が持っている部屋の鍵を入手したとか。
伊吹は最初から誰がロック解除の方法を知っているのかを把握している気がします。
大和と武蔵は本当にタッグを組むのか?
冷凍庫に拘束された大和耕一(菊池風磨)を武蔵は無事救出しました。第7話のラストで武蔵は、暴走を始める伊吹を止めるぞ、と大和に声をかけています。

大和は妖から追放され、冷凍庫に拘束されてあやうく死にかけた被害者のように映っていますが、果たして本当に武蔵に協力するのでしょうか?
大和が再び鬼になった経緯:妹にそっくりの瞳さんを亡くしたから
謎に包まれていた大和が鬼になった経緯が第7話で明らかになりました。
大和は拘置所で当時刑務官だった天狗に声をかけられていた(再び鬼になるよう)が、妹の琴音にそっくりの大島瞳さんと出会い、徐々にほだされていきます。その瞳さんがのっぺらぼうによって殺されてしまったことで、再び鬼になる決意をしたということです。
瞳さんは鎌鼬事件の被害者・白石純恋と伊吹の恋人だった神津風花の親友でした。鎌鼬事件が妖誕生の原点であるといえるでしょう。
大和が言っていた「太陽みたいな人」「のっぺらぼうに奪われた大切な人」は瞳さんだったことがわかります。
大和が武蔵に協力する理由は伊吹に対する嫌悪感?
のっぺらぼうに敵意を持っている大和は追放されたからとはいえ、妖を敵に回し、武蔵に協力するでしょうか。
協力するとしたら、のっぺらぼうを射殺した伊吹に対して強い嫌悪感を持っており、伊吹の考える計画を邪魔するためと考えられます。
『大病院占拠』で武装集団のリーダーを務めた大和は闇を世間に公表しました。その後『新空港占拠』でも武装集団に力を貸したようです。まだ明らかになっていない闇を公表することで復讐を成し遂げるのが武装集団のやり方です。このまま単純に武蔵と協力する…という考えは安易ではないかと思います。
大和が武蔵に協力:実はフェイクの可能性
第7話で武蔵に助け出された大和は、裏では伊吹と繋がっている可能性があります。大和が亡くなったと思われるシーンで、妖たちは大和の死を悔しがる一面を見せましたが、伊吹だけは表情を変えていません。
大和が武蔵に協力する姿勢を見せれば、堂々と警察内部に入ることができ、情報を入手することもできます。”大和が死んだことにする”というのは伊吹と大和だけが知っている作戦で仲間の妖をだますためだとも考えられます。

敵を欺くにはまず味方から、と言いますしね。
大和は闇を暴くという妖たちの目的には賛成しているはずです(そのために自分が招集したわけですし)。のっぺらぼうが傀儡子の指示で動いているとしたら、傀儡子の闇を追いかける妖を応援する立場になります。武蔵に協力する姿勢を見せているのはやはりフェイクの可能性が高いのではないかと思います。

占拠シリーズの過去作は観たことがないのですが、ここで裏をかいて…というのは考察ドラマではよくある展開だと思います。「まさか!」というような驚くべき展開になることを期待したいです!
それぞれの正義【屋代・本庄・妖】の内容
屋代と本庄の正義は「この国を守ること」
占拠シリーズは、それぞれの立場で正義を貫くということを視聴者に見せています。
屋代警備部長(高橋克典)は本庄(瀧内公美)に”正義”とは何かを問い、本庄は「国を守ること」であると答えました。本庄にとっての「国を守る」とは、国民を守ることであり、目の前で起こっている事件に全力投球することであると考えます。
対する屋代警備部長にとっての「国を守る」は国としての体裁を守ることであり、多少の犠牲を払ってでも権力を守ることのような気がします。国としての方向性を間違えないように、傀儡子の存在は公にはしたくないのでしょう。
同じ「国を守る」でも意味が違うのではないかと推測できますね。
妖の正義は「隠された闇を暴くこと」
妖は第1話から一貫して隠された闇を暴いてきました(武蔵に暴かせてきました)。第7話では一転し、テレビ日本の隠し部屋を探すために武蔵の視線を大和に向けています。

このことから考えても大和が武蔵に協力するのはフェイクの可能性を感じます。
隠された闇を暴くこと、そのための放送局占拠であり、真の目的はテレビ日本の隠し部屋を見つけること。隠し部屋には『PM PLAN』に関する重大な何かがあると思われます。『PM PLAN』が大量の命を奪うと言われる作戦なのか。

大量の命を奪うということは、生物兵器でも使うつもりなのでしょうか。国民を人質に取って真実を明らかにするという作戦かも?
まとめ:次回放送は9月6日(土)新たな作戦が幕を明ける…!
第7話では大和が死亡したと思わせるなど視聴者を驚かせるような展開になっていました。今後の気になるポイントとしては
- 一度外野に出た和泉がどの立場で戻ってくるのか(妖の可能性も?)
- 座敷童は誰に因縁のある人物なのか(鎌鼬事件の関係者?)
- 傀儡子の正体とは?
物語は後半に入りましたが、まだまだ予期せぬ展開を見せてくれそうなドラマです。期待が高まりますね。
第7話のシークレット映像はこちらです。

「Puppet Master」とあります。傀儡子ということですね。人物は奄美でしょうか。このメッセージのときに奄美…何か意味があるような気がしますね。
1話 | I |
2話 | know |
3話 | true |
4話 | identity |
5話 | of |
6話 | the |
7話 | Puppet Master |
残り3話、楽しみに待ちたいと思います!
『放送局占拠』妖キャストと全話まとめはこちら↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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