物語は佳境を迎えている『放送局占拠』、第9話も予想だにしない展開となりました。大和の裏切りについては予想通りでしたが、まさか屋代警備部長が撃たれるとは…
この記事では、占拠シリーズ未履修の筆者が独自の目線でドラマを考察していきます。「そういう考え方もあるのか」という一助になれたら嬉しいです。
よろしければ最後までご覧ください。
【前話】第8話の考察はこちらから↓
【放送局占拠】第9話あらすじ
すべてを裏で操る『傀儡子(くぐつし)』とは、一体誰だ!?その正体を突き止めようとする武蔵(櫻井翔)たちは、般若・伊吹(加藤清史郎)の要求に応じ、警備部長・屋代(高橋克典)の身柄を引き渡す“人質交換”に踏み切る。伊吹の狙いは何なのか…?
引き渡し役に指名された本庄(瀧内公美)は、叔父である屋代に「必ず、生きて法の裁きを受けてもらいます。あなたの命は、私が守ります」と約束。
人質交換は1時間後…。本庄に代わって捜査の指揮を執る和泉さくら(ソニン)は、人質交換に乗じて別経路からSATを潜入させる極秘作戦を計画するが…。そんな中、青鬼・大和(菊池風磨)が武蔵を呼びつけ、「あなたに、プレゼントがあります」――。すべてを終わらせるため、武蔵は大和と再びバディを組み、ある作戦を仕掛ける…!
最終回直前!ついに妖が放送局を占拠した真の狙いが明らかに! さらに傀儡子を炙り出す『死の記者会見』がスタート!屋代と本庄の運命は!?武蔵は傀儡子の正体にたどり着けるか――!?
妖は屋代と奄美(戸次重幸)の生体認証を使い、7.5階の扉を解錠。扉の奥は、傀儡子が隠蔽してきた犯罪の証拠を残す『闇のデータ保管庫』だった。このデータを使って権力を操ってきた傀儡子とは、一体誰なのか?屋代が息を引き取る中、ついにその正体を突き止めた武蔵に、「そこまでです、武蔵刑事」と大和が襲い掛かる!そして伊吹がカメラに向かって告げる――「私たちの本当の標的は……テレビの前にいるあなた、です」――。
引用元;放送局占拠公式HP
【放送局占拠】第9話注目ポイント
『例の場所』の生体認証は屋代と奄美
第8話で妖のいう『例の場所』の扉を開けるには生体認証が必要でしたが、予想通りの屋代警備部長(高橋克典)ともう1人は奄美大智(戸次重幸)でした。『例の場所』のことを知っていたさらにもう1人は沖野聖羅(片岡礼子)。
『例の場所』には傀儡子が関わった表に出ない真実の証拠がそろっており、この時点で屋代と奄美は傀儡子とつながりがあることが判明しています。

第8話考察で疑問だった座敷童が欲しかった情報=生体認証が誰か、ということもわかってスッキリしました。
傀儡子の正体は屋代警備部長?フェイクの可能性あり
人質交換の際に撃たれて亡くなった屋代ですが、沖野の発言から傀儡子であると公表されました。果たして本当に屋代が傀儡子なのでしょうか。
傀儡子とは、政界の裏で糸を引いて権力を操っている人物だと言われています。仮に屋代が傀儡子だとしたら、式根潤平に圧力をかけられている場面やその父親である官房長官の意向に従う場面に違和感が生じます。

沖野の発言はフェイクな気がします。本当の傀儡子は…インフルエンサーの真鍋野々花?
妖はテレビの前の視聴者に対して、正しい判断力をつけようというメッセージを送っているように思います。
沖野が「傀儡子は屋代」と発言したことで、またSNS上では様々な憶測が飛び交うことでしょう。妖は、あることないこと勝手に言う視聴者に罰を与えようとしているのではないかと思います。
真鍋野々花も傀儡子側の人間だった
インフルエンサーの真鍋野々花(宮部のぞみ)は裏アカを複数持っており、そのうちの1つが「くだん@予言者」という誤情報を拡散させていたアカウントでした。
これまでのこっくりさん事件や、盗撮をでっちあげた赤なめ事件など、『NEWS FACT』が報道した嘘の情報を最初に発信していたのです。
この情報を知っているということは、真鍋は傀儡子とつながりがある、もしくは傀儡子かもしれないということになりますね。真鍋のような人物が傀儡子なら意外性もあるし、話のオチとして十分に可能性があると思います。
大和の『共闘』はやはりフェイク

以前から疑問のあった『共闘』作戦ですが、やはり大和は武蔵を裏切りました。大和が妖を集めて占拠計画をしたのですから、そのリーダー伊吹を止める大きな理由が見当たりません。
大和を冷凍庫に閉じ込めて、死んだふりをさせるのも計画の内だったのでしょう。大和の目的は武蔵をテレビ日本の中に誘導すること。傀儡子をあぶりだすのに武蔵の力が必要だと考えたのではないでしょうか。

第9話の大和は意味深な表情で視聴者をだまそうとしてましたね。奄美のデスクを調べているあたり、「絶対何か企んでるー!」と思った方も多いのでは?
まとめ:次回最終回!妖のメッセージは視聴者の私たちへ

本編の最後にまたも衝撃の展開が待っていました。妖の本当の狙いはテレビの前にいる視聴者だということ。
『放送局占拠』というドラマを通して真実とは何か、なんで真実だと判断できるのか、というメッセージを投げかけていた、ということがわかりました。テレビ番組の言うことを真に受けて自分で考えもせず、ただ情報を拡散させている現代人に向けてのメッセージだと考えるとなかなか深いですね。
何が正しいのか。判断する術を持ちなさいということでしょう。
第9話のシークレット映像です。「Musashi」とあります。こちらも衝撃の単語が出てきましたね。

1話 | I |
2話 | know |
3話 | true |
4話 | identity |
5話 | of |
6話 | the |
7話 | Puppet Master |
8話 | is |
9話 | Musashi |
日本語訳「私は傀儡子が武蔵〇〇(10話の単語)の本当の正体を知っている」でしょうかね…Puppet Masterが傀儡子だとしたら、かなり衝撃のメッセージが出来上がる気がします!
最終回の単語を楽しみに待ちたいと思います。
『放送局占拠』妖キャストと全話まとめはこちら↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント