『恋は闇』第2話はストーリーの大きな進展が少ない印象でしたが、実は後の展開につながる伏線がいくつも散りばめられていました。この記事では、第2話の見どころをピックアップ8選として考察していきます。
- 【恋は闇】第2話あらすじ
- 【恋は闇】第2話ネタバレ感想~ピックアップ8選~
【前話】第1話:隠された伏線の小道具に注目!
【次話】第3話:桜のジンクスと人間関係
【恋は闇】第2話あらすじ
情報番組のディレクター・筒井万琴(岸井ゆきの)は、世間をにぎわせている連続殺人事件【ホルスの目殺人事件】の取材現場で、週刊誌の有名ライター・設楽浩暉(志尊淳)と出会った。スクープのためなら手段を選ばない浩暉のやり方に反発する万琴。しかし、そのジャーナリストとしての信念に触れ、心を開き始める。その矢先、ホテルで目を覚ました万琴の目の前には、浩暉が…!
一方、【ホルスの目殺人事件】を捜査中の刑事・正聖(白洲迅)と大和田(猫背椿)は、現場に残された靴跡から、犯人の履いていたスニーカーを特定。しかし、大量生産された人気モデルのため、犯人の割り出しに難航。警察署の前で張り込み取材をする浩暉と出くわした2人は、浩暉の履いているスニーカーが犯人と同じものだと気付き…。
そんな中、万琴の番組では、【ホルスの目殺人事件】の独自取材を強化することが決定。万琴は総合演出の野田(田中哲司)から専属取材班のチーフに抜擢され、「絶対に遺族のコメントを撮って来い」とプレッシャーをかけられてしまう。もともと遺族インタビューが苦手な万琴は、憂鬱な気分で4人目の被害者・花邑百合子の家へ向かう。取材拒否の意思を示している遺族は居場所さえ分からない。現場に現れた浩暉は、ドギマギする万琴を楽しそうにからかいながらも、取材に協力する。遺族にカメラを向けることへの抵抗感をどうしても払えない万琴だが、浩暉と共に取材する中である変化が…。そして思わぬ事態が発生し、2人は急接近して…!?
引用元;恋は闇公式サイト
【恋は闇】第2話ネタバレ感想~ピックアップ8選~

距離を縮める浩暉と万琴
第2話で浩暉と万琴の恋が劇的に動き出しました。第1話では浩暉を警戒していた万琴ですが、第2話で一気に距離を縮める展開に。万琴にはなれなれしく話しかける浩暉ですが、取材現場でロングヘアのスーツの女性に話しかけられたときには、声のトーンも表情も全く別人のよう。

話しかけてくんなよ、っていうオーラがただよっていましたね。
万琴がホテルで目覚めたシーンは、浩暉の意図的な接触とも受け取れます。第1話から万琴に強い関心を抱いていた浩暉は自ら距離を詰めた可能性が高いです。この展開は「依存」「共犯関係」への伏線とも考えられます。
浩暉の語りの部分で『人は欲しいものをすべて選ぶことはできない。何かを選べば、何かを捨てることになる。僕は何も選べない。たとえ君を愛したとしても』といったところから、何も選べない=何も捨てるものがないからだといえます。
万琴の自宅は色々な家具があり温かみのある家でしたが、浩暉の自宅は暗く家具も最低限しかないように感じました。浩暉が今も闇の中を生きているということを表現しているといえますね。

第2話をもう一度見直して分かったことや気づいたことがありました。過去の話を見直してみるのもおすすめです!
三角関係が切ない!万琴と正聖と向葵

友人との飲み会と称して万琴の家でお好み焼きパーティーを開いていた第2話。
正聖(白洲迅)が来る前に万琴と向葵(森田望智)が女子トークで盛り上がっていました。トークのネタは万琴と浩暉がくっつくのかどうか。この時点で万琴は浩暉のことがかなり気になっている様子です。向葵も「彼氏作ろうかな~」と言った矢先、正聖が到着したことを知らせるチャイムがなります。
ここで万琴が玄関に行ってるすきに鏡で身だしなみチェックをする向葵。正聖のことが好きなんだなとわかった瞬間でしたね。

その後も仕事の話で盛り上がる2人を見て少し悔しそうな向葵の表情。向葵は全てをわかっているけど、万琴と正聖は周りが見えてなさそうです。
自分(向葵)は正聖が好きなのに、正聖は万琴のことが好きで、でも万琴は浩暉が好きで…向葵は気持ちを伝えると友人関係が壊れそうで伝えられない感じがします。
一見、向葵は万琴の親友というサイドキャラですが、第2話では向葵の心の揺れが詳細に描かれています。「誰かを好きになること」が物語において起爆剤になるとしたら、向葵の今後の動きが重要になってきそうです。

向葵の恋が万琴の運命を左右する可能性も!?
20年前の博多の事件と現在はリンク?
万琴の所属するモーニングフラッシュのミーティングで総合演出・野田(田中哲司)が突然出してきた博多の女子大生が刺殺された事件です。事件が起こったのは20年前の2005年6月17日。亡くなったのは北脇良子さん。
野田は「ネタは鮮度が命!」と豪語していますから、急に20年前の事件をピックアップしてきたのは少し違和感がありますね。これも何かの伏線と考えられます。
- 被害者が女子大生(20年前)
- 若い女性が被害者になっている(ホルスの目事件)
→つまり今回のホルスの目事件は20年前の事件と繋がっており、同一犯という線も浮上します。
浩暉のお墓参りの意味
4件目の被害者・花邑百合子さんの葬儀が行われた次のシーンで浩暉がお墓参りをしていました。一体誰のお墓参りをしていたのか。浩暉の母親?それとも事件の被害者?
どちらにしても浩暉の中に”復讐の動機”となる兆しが描かれているように感じます。
ミールミートの夏八木は癒し?イケメン枠でもないのに人気?

ミールミートの配達員・夏八木唯月(望月歩)は各地を飛び回っているから一番情報をもっていそうだ、と万琴の後輩の”きのぴー”こと木下晴道(小林虎之介)が言っています。実際に夏八木は自販機を凝視する浩暉を配達の最中に目撃していました。
そんな夏八木は配達先でかなりの人気がありますよね。万琴の同僚の女子2人からは「笑顔が癒し」だと言われていたし、警察への配達では正聖と組んでいる大和田刑事(猫背椿)からもかわいがられています。
人気の理由は仕事が早いから?それとも年下でかわいいから?

笑顔が素敵なのはいいけど、そんなに人気になるか不思議。とくにイケメン枠でもないし。実生活でも配達員の方とそんな仲良くならないかな、と私は思います。
ホルスの目事件の取材で見えた浩暉の過去
4件目の被害者・花邑百合子さんの遺族への取材で浩暉の過去が垣間見えます。
花邑さんの両親は遺族インタビューを受けた理由として、手紙から万琴と浩暉が2人とも事件を自分ごとのように考えてくれているのが伝わったからだと言っています。
特に浩暉の手紙からは犯人に対する怒りが湧き出てくるようでした。ここまで犯人に対して強い怒りを持つのは、自分が事件関係者だったことがあるからだと考えると納得がいきます。過去のフラッシュバックの描写から、浩暉は母親を殺した、または殺されたのだとわかります。
その犯人に対する怒りと、今回のホルスの目事件の犯人への怒りが重なっているのではないでしょうか。

こう書くと浩暉は事件関係者の中でも被害者のような感じがするのですが、第4話では浩暉が犯人だという描写がいっぱい出てくるんですよね~母親の事件も浩暉が犯人なのか?見逃せませんね。
野田のユニホームおさらい
第1話から気になっていた野田のユニホーム。第2話でも新しく3種類出てきたのでまとめていきます。
- 白地に黄色 背番号18 MAKI 袖にSUZUKA
- カープ 背番号8
- GIANTS 背番号3
カープとジャイアンツはプロ野球のユニホームでしょう。白地に黄色のユニホームはロゴも見たことないものでしたし、架空のチームのものだと思われます。

第4話まで観た私の感想としては、特に伏線になるものはなさそうだと感じます。本当にただの野球好きキャラクターなのかも。にしては節操がないというか…野球好きって特定の球団が好きな人が多いイメージなので。
オレンジと青の対比まとめ(第2話)

ホルスの目にちなんだオレンジと青の色の対比がありましたので、こちらもまとめていきます。
刑事があげた飴ちゃん
大和田刑事が浩暉に渡した飴ちゃん2つがオレンジと青でした。警察から帰るときにポケットから出した飴を見て、意味深な表情を浮かべた浩暉。「ホルスの目だ」とでも思ったのでしょうか。
大和田刑事は正聖と鑑識の松岡慧(浜野謙太)にも飴を渡していますが、どちらも1つずつでした。
万琴と木下の服装
ミーティングのときに着ていた服装が、万琴・青いカーディガン、木下・オレンジのパーカーでした。

第4話でもこの2人の傘の色で対比を表現しています。
第4話の記事(色の対比まとめ)に飛びます↓
被害者遺族の写真の服装
4件目の被害者遺族の自宅でコメントをもらっていたときのシーンで、背景にある家族写真の中に花邑さん父・青いベスト、花邑さん母・オレンジのカーディガンを着ている写真がありました。
小道具として色を揃えたのだと思いますが、ドラマ制作陣の緻密さがうかがえます。
まとめ
『恋は闇』第2話の気になるところをピックアップ8選としてまとめました。キャラクター同士の関係だけではなく、「見落としそうな小道具の意味」にも目を向けると、考察の深みがグッと増しますね。
各所に伏線がちりばめられているドラマになるので、途中から見ると難しいかもしれませんが、TVerでは第1話から見ることができますよ。気になる方はぜひチェックしてみてください。
『恋は闇』全話まとめはこちら↓
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント