『恋は闇』第3話で印象的だったのは、浩暉の小学校時代の名札。その裏に隠された「桜の花びら3枚」が単なる思い出だけではなく、浩暉の過去と事件をつなぐ暗示ではないでしょうか。
この記事では浩暉の記憶やホルスの目事件の手がかりを、第3話に散りばめられた伏線を考察しながら読み解いていきたいと思います。
- 【恋は闇】第3話あらすじ
- 【恋は闇】ネタバレ考察第3話~気になる人間関係4選~
よろしければ最後までご覧ください。
【前話】第2話:後につながる伏線が満載!
【次話】第4話:浩暉の双子説or二重人格説を検証
【恋は闇】第3話あらすじ
一緒に連続殺人【ホルスの目殺人事件】の取材をする中で、惹かれ合い、一夜を共にした浩暉(志尊淳)と万琴(岸井ゆきの)。しかし、翌朝、万琴が目覚めるとすでに浩暉の姿はなく…。
万琴が目覚める前にアパートに帰っていた浩暉。押し入れから小さな缶ケースを探し出し、缶の中に入っていた小学校の時の名札を手にする。その裏には…。万琴は取材現場で浩暉と顔を合わせるが、浩暉に何事もなかったかのような態度をとられてしまう。浩暉の真意が分からない万琴はモヤモヤして…。
そんな浩暉と万琴の前に、事件の犯人と思しき人物の目撃者が現れる。4件目の犯行現場近くに住む男子中学生が、事件のあった4月4日の夜に現場付近で黒いレインコートを着た怪しい男を見たというのだ。フードをかぶっていたため顔は見えなかったらしいが、男子中学生は浩暉を指して…!?犯人逮捕につながるかもしれない有力な情報を手に入れた万琴はさっそく番組で取り上げようとする。一方、「信ぴょう性がない」と証言を一蹴する浩暉のもとに、刑事・正聖(白洲迅)と大和田(猫背椿)がやって来る。事件当日、現場付近を通った車のドライブレコーダーから、『黒いレインコート男』が映っていたであろうデータが消えていることを問い詰める正聖。浩暉が消したのか、それとも…?次の犯行が起こるであろう5月5日が近づく中、連続殺人犯を何としても止めたい万琴は、これまでに起きた4件の犯行現場に、ある法則が隠されていることに気付き…。5件目の犯行現場が浮かび上がる中、2人の恋にも新たな展開が…!そして、謎めいた浩暉の過去が明らかに!!
引用元;恋は闇公式サイト
【恋は闇】ネタバレ考察第3話~気になる人間関係4選~
『恋は闇』第3話を観て人間関係の気になるところが出てきたため、まとめていこうと思います。
①名札の裏にある桜のジンクスは万琴との思い出?

浩暉の小学校の名札の裏には桜の花びらが3枚。第1話で「桜の花びらを3枚同時につかめると幸せになれる」と言った万琴に対して驚きの表情を浮かべていた浩暉ですが、やはり過去に同じことがあったとわかります。
万琴、浩暉、向葵、木下と正聖が集まったご飯のシーンでは、そのジンクスが万琴が勝手に考えたものだとわかり、浩暉は過去を振り返ります。
小学校の頃、同じことを誰かに言われ、それが心の支えだった浩暉は万琴がその誰かの生まれ変わりだと思ったのではないでしょうか。浩暉の闇に包まれた過去を大きな愛で受け止められるのは、やはり万琴しかいないのかもしれません。

のちに万琴の連絡先をブロックしようか迷っている浩暉。

なんでブロックしようとしたんだろう?と考えたところ、浩暉は自分に関わっていると万琴が危険な目にあうかもしれないと思ったからかな。
第3話で万琴はフードをかぶった男に襲われそうになっていましたよね。間一髪のところで浩暉が助けに入り、万琴は何も知らなかったことになっています。
過去に自分を支えてくれた「桜の花びらの女の子」の生まれ変わりだと思っている万琴を絶対に守るとう使命を感じました。
万琴を襲おうとした男はいったい誰なのか。浩暉を知っていたので、浩暉にスクープを撮られ人生を狂わされた男でしょうか?万琴を襲うことで浩暉を苦しめようとしたと考えられますね。
②浩暉と向葵は知り合いだった?
万琴と浩暉、木下(小林虎之介)がご飯を食べているシーンで向葵(森田望智)が合流したときに、浩暉の顔をみて向葵が反応しました。また浩暉も向葵を見て同じように反応していました。
2人は過去にどこかで出会っているのではないかと思います。

2人とも反応はしていたけど記憶にはなさそう…小さい頃の幼馴染とか?
第2話の浩暉の回想で桜の花びらをつかむ女の子が出てきていましたが、その子が向葵の可能性もあるのでは?浩暉の回想に出てきた女の子が向葵だとしたら、彼女の親友が実は過去に好きな女の子だった!という三角関係にもなりえますね。
表情を細かく観察すると、向葵は「ん?なんかどっかで見たことあるような顔…」と思っているのに対し、浩暉は「あ、あの時の。今は知らないふりをしておこう」というようにも見えます。
どちらか、または両者が本当は会ったことがあるのに言えない関係、そんな可能性を感じる場面でもありました。
③総合演出・野田と女刑事・大和田は元夫婦?

万琴の番組の総合演出・野田(田中哲司)とカフェで待ち合わせをしていたのが女刑事・大和田(猫背椿)です。
野田と大和田刑事の関係は元夫婦ではないかと思いましたが、元夫婦なら息子が何歳になった?とは聞かないはず。事件がらみで情報共有をしている仲ということでしょうか。
そこで第1話から違和感のあった赤い腕時計が息子からのプレゼントだと判明!
大和田刑事の息子は17歳高校生、バイトで貯めたお金で買ってくれたと言っています。

息子からのプレゼントならスーツには合わないけどつけますよね!納得!
第1話の気になる小道具をまとめている記事はこちらから↓
そこで野田は大和田刑事に過去の事件の記事を渡します。
そこから警察内では設楽浩暉が怪しいという流れに…。となると、野田はなぜこの事件に注目したのかが気になります。
第3話の最後で野田は(浩暉の父親である)謎の男とも会っているし、はじめから過去の弁護士の事件とホルスの目事件が繋がっていると予測していたのではないでしょうか。だからホルスの目事件をエンタメとして取り上げろと万琴にずっと言い続けていたのかもしれませんね。
大和田刑事の息子は夏八木説?

正聖(白洲迅)が大和田刑事と夏八木(望月歩)のことを「親子みたい」と表現していました。
大和田刑事の息子は夏八木説があるかを考えましたが、結論「ない」といえます。
夏八木が大和田刑事の息子だとしたら彼は17歳高校生ということになります。17歳は夜遅くに配達員のバイトはできないでしょう。仮に2人が親子だとしたらそれを隠す理由が見当たりません。

名字も違うしね。
大和田刑事と夏八木の親子説はないと思います。
④謎の男と浩暉は親子だった!

野田が大和田刑事に渡した弁護士の事件の記事から、浩暉は母親を殺された事件の第一発見者、事件の犯人は浩暉の父親であることが発覚しました。
ここで謎の男が浩暉の父親の設楽貫路(萩原聖人)であるとわかります。
冒頭で近所に住む中学生がホルスの目事件の犯人らしき人を見たというシーンで、スクープだと熱が入る万琴に対して、かなり冷めた態度の浩暉。過去に自分が事件関係者だったことから中学生の証言を警察はあてにしない、という考えのあらわれだったのでしょう。
父親の貫路は10年の懲役を終えて出所しており、第2話でも万琴と浩暉を監視している描写がありました。
- 事件があってから生き別れ状態の浩暉を見守っている?
- または浩暉と一緒にいる万琴を警護している?
- 実は過去の事件は冤罪であり犯人は別にいるとふんでいるから、ホルスの目事件でもこれ以上被害が出ないようにしている?
ホルスの目は古代エジプトの象徴で、守護・治癒・再生のシンボルとされています。貫路の家にはホルスの目をかたどった壁絵がありました。ここから考えても、貫路は事件の犯人ではないという暗示だと予想できます。
”パーフェクトぼでぃのTシャツ”の男の動画には父親である貫路の姿が映っていましたね。5件目の犯行が予測されている現場付近で貫路は何をしていたのでしょうか。
【恋は闇】第3話の気になったポイント3選

- 万琴の後輩”きのぴー”こと木下(小林虎之介)の靴がホルスの目と同じ青とオレンジでした。
左右で違う色の靴を履いています。ドラマにおいて色や左右の違いは”認知の歪み”や”欠損”を演出したいときに使われます。小道具で視聴者に考察を促す、そんな演出のように感じました。 - 万琴と浩暉が付き合っていると聞いて、おかんむり状態の正聖(白洲迅)。
浩暉の知らない万琴の一面を披露してマウントを取りに行きます。その正聖を見る向葵の健気さ…三角関係が切ないですね。
勘のいい浩暉は正聖が万琴に対して好意があることに気づいていそうです。 - 最近帰宅の早い野田に対して不信感がありそうなプロデューサーの蔵前(西田尚美)。
野田が何かをつかんでいると思っている感じがします。
まとめ
第3話では「桜の花びらのジンクス」を中心に気になった人間関係についてまとめました。第2話はあまりストーリーに進展がなかったのですが、第3話で次々と新たな事実が出てきましたね。
ストーリーや考察以外で思ったこととして大事なことを1つ挙げておくと、志尊淳って本当にきれいなお顔ですね!おちゃらけていて何を考えているかわからないキャラクターもお顔に合ってる!
第4話も様々な伏線や人間関係に注目しながら物語を楽しんでいきたいと思います。
『恋は闇』全話まとめはこちら↓
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント