【恋は闇】第7話の真相を徹底考察|野田の目的と浩暉・みくるの”共犯の意味”

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2025年春ドラマ『恋は闇』が毎週盛り上がりを見せていますね。

刑事が刺され消えた捜査ノート、明かされた兄妹の過去—-第7話は怒涛の展開を見せました。毎回衝撃のラストを迎える『恋は闇』ですが、今回も「え?まさかそう来る!?」と思った方も多いのではないでしょうか。

みくるの「共犯者発言」の真意や浩暉の抱える秘密、さらにじわじわと存在感を増す野田昇太郎の動きまで見どころ満載の回でした。

この記事では第7話のストーリーを振り返りながら、気になる伏線や黒幕の正体について、考察を交えながらご紹介していきます。よろしければ最後までご覧ください。

『病院敷地内で警察官1名が刺殺』――。【ホルスの目殺人事件】を取材する万琴(岸井ゆきの)は、朝の速報ニュースを見て絶句。刑事の大和田(猫背椿)が、向葵(森田望智)が勤める病院で他殺体となって発見されたのだ。そのニュースをみくる(齋藤飛鳥)と共に、表情無く見つめる浩暉(志尊淳)…。

仲間の死に、捜査本部は騒然。正聖(白洲迅)は、大和田を殺したのはホルスの目の犯人だと断言。刺し傷も少なく、コンタクトレンズも入っていない、ましてやゾロ目の日の犯行でもないが、その傷跡から、使われた凶器はホルスと同じタイプのナイフであることが判明した。さらに、大和田は殺害される直前、ホルスの被害者の共通点を突き止めていたのだ。所持品の中から愛用の捜査ノートがなくなっていることからも、真実に近づいたために殺された可能性が高い…。

怒りと悲しみに震える正聖から「昨日の夜、設楽浩暉と一緒だったか?」と聞かれる万琴。確かに昨夜、万琴は浩暉と一緒にいたが、夜11時頃には浩暉の姿はもうなかった。それは、浩暉にアリバイがないことを示していて…。万琴は、大和田殺しの疑いが浩暉にかけられていると知り、不安に駆られる。

病院内での捜査に協力する向葵と透子(小林涼子)は、浩暉への新たな疑念を万琴に打ち明ける。しかし、信じたくない万琴は目を逸らそうとして、向葵と衝突…。ついに浩暉は、万琴を部屋に呼び、みくるとの関係を明かす――!
はたして、2人の関係は!?万琴の疑念は晴れるのか…!?

引用元;恋は闇公式サイト
異母兄妹

誤解を解こうと万琴を家に招待する浩暉。浩暉とみくる、万琴の三者面談がスタートし、謎の女・みくると浩暉は異母兄妹だと判明します。

浩暉が7歳のころ、父と母はすでに仲が悪く別居中。父の浮気相手の女が「もう育てられない」と言い、みくるを浩暉の家に置いていきます。浩暉の母・久美子はみくるをネグレクト、浩暉はそんな母を「許してはいない」と言いました。

義務教育まではみくるを学校に行かせた母・久美子ですが、中学を卒業するときに「早く出て行って」と言い放ち、それを見かねた浩暉はみくると一緒に家を出ます

はるすけ
はるすけ

第6話でみくるは無戸籍なのでは?という疑問がありましたが、現在は無戸籍の児童も学校に行けるよう配慮されているようです。

戸籍の有無にかかわらず、学齢児童生徒の就学の機会を確保することは、憲法に定める教育を受ける権利を保障する観点から極めて重要であることから、義務教育諸学校の設置者におかれては、引き続き、「無戸籍者の学齢児童・生徒の就学の徹底及びきめ細かな支援の充実について(通知)」(平成27年7月8日付け27初初企第12号)や別添の調査結果を踏まえつつ、関係機関との間で戸籍や住民基本台帳に記載されていない学齢児童生徒に関する情報共有のためのルールを定めたり無戸籍の学齢児童生徒が抱える教育上・生活上の課題に適切に対応したりするなど、就学の徹底及びきめ細かな支援に引き続き取り組んでいただけるようお願いいたします。
 また、これまでも、住民基本台帳に記載されていない者であっても、当該市町村に学齢期の児童生徒が居住していれば、学齢簿を編製し、就学の通知等の手続をとるよう通知しているところであり、今後も、子供たちの就学機会を逸することのないよう併せてよろしくお願いいたします。

引用元;文部科学省

万琴はこの話を聞いて2人の生き方を受け入れ、浩暉を信用します。それに対してみくるは「信じるの?」と万琴の態度を疑問視する姿勢に。みくるがコップを洗うシーンでは面白くなさそうな表情をしています。

みくるは小さいころの経験から人を信用できずにいます。信じられるのは浩暉だけ。万琴が浩暉の話を聞いただけでで信じたことが驚きだったのでしょう。自分は境遇のせいで不自由な生活を送っているのに、万琴はすぐに人を信用したことに対して憤りを感じたのかもしれません。

『恋は闇』の作品テーマは真実を見抜けるかというところにあります。このシーンはドラマのテーマをそのまま映しているといえるでしょう。

第6話でみくるは浩暉と「共犯者」だと言っています。それが第7話の回想シーンによって裏付けられました。みくるの手には血がついており、浩暉の母・久美子の事件の犯人はみくるであった可能性が浮上します。みくるをかばうように行動する浩暉の姿からは、単なる兄妹愛ではすまされない複雑な共依存関係も見えてきます。

共犯」とは単に事件への関与を指すのではなく、2人が「同じ罪を背負って生きている」ということの暗喩ともとれます。

人は誰しも守りたいものがある。愛する人・秘密…でも守り方を間違えると破壊へとつながる」という語りがありましたね。犯人のみくるを守ったことで、みくるは今も罪を償えずにいます。そのことがみくるを苦しめているとしたら、浩暉の犯した罪ともいえますよね。

10年前に運命を狂わされた2人が、現在の殺人事件にどう関係しているのか—–ドラマは少しずつその核心に迫り始めています。

みくるは自身の境遇から無戸籍の可能性が高いといえます。浮気相手の女が出生届を出していないことは十分にありうる話です。そんなみくるが同じ女性でありながら学歴があり、バリバリ働く女性に敵意を持ってもおかしくありません。

みくるはなんらかの事情で血液が必要だと思われます。しかも健康な人間の血液です。みくるのために健康な人間の血液が欲しい犯人は、浩暉を使って病院内の健康診断データを盗ませていると考えられます。

はるすけ
はるすけ

健康かどうかは血液検査の結果を見ないとわからないから、健康診断のデータをハッキングして事件のターゲットを決めているということかな。

事件の裏に見え隠れする黒幕として浮上しているのが総合演出・野田昇太郎です。野田は万琴の行動をひそかに監視し、10年前の事件に関する情報を小出しにして提供しています。その態度は”協力者”というより”ゲームの仕掛け人”に近く、実に不気味です。

これまでの野田の行動を振り返ってみると

第7話で万琴の行動を見張るよう、きのぴーに指示→万琴が情報を持っていないか確認しているのではないか。

第5話で万琴に10年前の捜査情報を送ったのが野田→浩暉が怪しいと目を向けさせ、万琴の行動を監視しています。

注目すべきは浩暉の父・貫路と接触していたことです。

第7話では野田と貫路が会っていたシーンで「まだ息子をかばうのか」という野田に対し、「あなたには感謝しています。必ず借りは返す」と貫路が言いました。

はるすけ
はるすけ

【考察】10年前の母親の事件で、野田は現場で浩暉を目撃したのではないでしょうか。そのことを貫路に伝えると貫路は自分が犯人だと自首。そのことを不憫に思った野田は、貫路が出所してからの家や身の回りの手配を代わりに行ったと考えるとつじつまが合います。

第6話でホームレスのところに身を隠していた貫路ですが、第7話では新しい家と思われるところで野田と会っていました。

野田が「そろそろじゃないか?」と聞くと「まだです」と返す貫路。一体何のことなのでしょう?2人の間にどんな因縁があるのか、それがホルスの目事件とどう絡むのか、謎が深まるばかりです。

大和田刑事の葬儀を野田は物陰から見ていました。2人は頻繁に会っていたようですが、葬儀に出席していない=関係を公にはしたくないということ。

大和田刑事と野田は昔の恋人だったのではないか。そのときにできたのが息子のりく君だが、大和田刑事はそのことを野田には告げずにシングルマザーを選んだ、と考えると第3話で「息子何歳だっけ?」と聞いたことも納得がいきます。

野田は大和田刑事の事件の一報を見たときに驚きの表情を見せていました。黒幕の野田にとっても予想外の出来事だったと思われます。

野田を黒幕だとすると、実行犯は別にいると考えるのが妥当です。配達員・夏八木が怪しいという考察がSNS上でも浮上しています。

はるすけ
はるすけ

私は夏八木がなんかずっと違和感あるんですよね。

配達員という顔の裏で、誰かに指示を受けているような影がちらつきます。登場時の衣装の変化や出没のタイミングにも脚本家の細かな伏線が隠されているような印象です。

第7話で夏八木はオレンジのジャージを着用していました。いつもは黄色が多かったように思いますが、オレンジ=ホルスの目という暗示でしょうか。

衣装でいうと、週刊新流の編集長も第7話で青いジャケットを着用しています。編集長が小道具系で出てくるのは初めてのことです。実は編集長も事件に関与していることを示唆しているのかもしれません。

編集長と話すシーンで浩暉が「もうすぐでかいスクープをプレゼントする」と言っています。6月6日が近いので6件目の犯行予告なのでしょうか。

第7話では大和田刑事の事件を取り扱うかどうかで野田とプロデューサーの蔵前沙樹(西田尚美)がもめています。今までも何度か対立していたことはありましたが、第7話はそれが顕著でした。

会議の場面では盛り上がる野田と後押しするきのぴー VS 何としても阻止する沙樹 という構造が見て取れます。沙樹は会議の途中で娘の学校からの呼び出しがあり、早退してしまいました。帰る沙樹を目で追う野田の描写もあったので、2人は表面上は対立しているが裏では繋がっているのではと予想します。

ホルスの目事件の黒幕が野田だとすると気になるのが犯行動機です。犯人がみくるのために血液が必要だと仮定すると、野田にはみくるを助けたい理由があることになります。

  • 浩暉の母親の事件でみくるの存在を知った野田は、みくるを養子にしたいと思っている
  • みくるは貫路と浮気相手の女の娘だが、浮気相手の女はみくるを設楽家に預けたあと、野田と付き合っていた。そこでみくるの存在を知り助けたいと思った
  • 野田は無戸籍のみくるを援助したい一心で犯罪に手を染めている
はるすけ
はるすけ

野田とみくるの関係は明らかになっていませんが、どこかで繋がるはずです。色々考えたけど、野田ってけっこうヤバいやつ…?

ホルスの目の犯行を一人で行うのはかなり大変そうなので、役割分担をしているのではないでしょうか。黒幕で指示役が野田実行犯が夏八木ターゲット選定と犯行後の採血が浩暉、というような感じです。

夏八木は母子家庭でお金に困ってそうなので、野田から直接ではなく闇バイトを経由しているのではないか。そうであればテレビ局で野田と会ったときも普通に接することができます。

浩暉は母親の事件のことで犯人から脅されていると考えると行動せざるを得ません。みくるを守るためには自分が動かないといけませんから。

第7話で物語が大きく動き出した感じがあります。登場人物たちの内面や過去に一歩踏み込みことで、「彼らはなぜ罪を犯したのか」という人間ドラマの側面が強調されました。それぞれの心の傷や選択が絡み合った”連鎖”としての事件—-そんな構図が見えてきます。

『恋は闇』は単なる考察ドラマではなく、視聴者に訴えかけるテーマがあります。人は何を信じるのか、真実はどこにあるのか。

SNSが主流になり、情報が多すぎる世の中で「真実を見極めることの大切さ」を考えさせてくれるドラマだと思います。

次回以降は万琴が浩暉の「裏の顔」に迫る展開が予想され、同時に黒幕はだれか?という最大の謎も動き出しそうです。視聴者に問いかけているのは犯人考察ではなく、「あなたは誰の罪を赦せるか?」という深いテーマかもしれません。

第1話の記事はこちらから↓

第2話の記事はこちらから↓

第3話の記事はこちらから↓

第4話の記事はこちらから↓

第5話の記事はこちらから↓

第6話の記事はこちらから↓

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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