【恋は闇】第9話考察|浩暉の真の目的は愛する人を守ること?真犯人候補を深堀り!

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『恋は闇』第9話では設楽家の真実や家族の秘密が明らかになりました。今まで考察してきた中で当たっているところもあり、いち視聴者として見どころ満載の回でした。最終回を目前に怒涛の展開となりわくわくしている視聴者の方も多いのではないかと思います。

この記事では「ホルスの目」の本当の意味を考えたうえで浩暉の真の目的は何なのか、真犯人の候補となる人物に焦点を当てて物語を読み解いていきたいと思います。よろしければ最後までご覧ください。

「なんで……ウソでしょ?」――。連続殺人【ホルスの目殺人事件】の6件目の現場で万琴(岸井ゆきの)が目撃したのは、全身をめった刺しにされた女性と、レインコート姿でナイフを持って立つ浩暉(志尊淳)だった…。震える手でなんとかカメラを向ける万琴を残し、浩暉は窓から逃げていく――。

警察の事情聴取を終えて職場に戻った万琴に、野田(田中哲司)は生出演を命じるが、沙樹(西田尚美)は休ませると猛反対。「私のネタです!私がやります!」と怒鳴る万琴。誰も寄せ付けないその空気に心配する一同。

一方、合同捜査本部は逃走した浩暉を殺人未遂容疑で全国に指名手配する。
翌朝、生放送で万琴のスクープ映像が公開され、ついにあらわになった連続殺人鬼・設楽浩暉の姿に日本中が震撼。放送直後から、SNSには犯人を取り逃した万琴への非難の声が集中し、番組にも責任を問う電話が殺到する。心配した沙樹に勧められるまま休職することになった万琴だが、茫然自失で現実を受け入れることができず…。

そんな中、逃亡中の浩暉が、大胆にもネットに手記を公開!「週刊新流」編集部に手記を郵送し、それを尾高(山本未來)がデジタル版に掲載したのだ。自分が真犯人だと明かし、その動機と手口を詳細につづって世間を挑発し始める…。浩暉が語るのは果たして真実か、それとも――!?そして、ついに『最後の殺人』の日が訪れる…!!

引用元;恋は闇公式サイト
ホルスの目

第9話で逃亡犯となった浩暉の手記が公開されました。浩暉に近しい人物(万琴、尾高編集長、きのぴー)は一様に違和感を口にしていましたね。

手記では母親を憎んでいる記述がありましたが、第9話で浩暉は母・久美子のお墓参りをしています。手記の内容と行動にちぐはぐ感がありますよね。

はるすけ
はるすけ

私も第5話でナポリタンを作っていたときの、浩暉の母親に対する感情を考えるとやっぱり違和感があります。

手記の内容が真実ではない場合、浩暉は”ストーリーを作って世論を動かすこと”が目的だと考えられます。第7話で注射器を捨てた浩暉はもう犯行をおこす動機がないといえます。6件目の犯行は万琴に自分の姿をカメラに収めさせるために起こしたと考えると、被害者が生きていることも納得できます。

「ホルスの目」の本当の意味は真実を見抜く目『恋は闇』のテーマであり、浩暉にとっては信頼している人へのメッセージとも受け取れます。手記に対して違和感を感じた万琴に対して、真実を見抜いてほしいという隠されたメッセージなのではないでしょうか。

第9話で明らかになった浩暉の手記の最後には7月7日に最後の犯行予告、そしてライブ配信の告知がされています。最後に狙われているのが万琴だとわかった浩暉は、万琴を守るために自らが犯人と名乗り出て真犯人へのけん制をしているとみられます。

実直で正義感と好奇心の強い万琴なら自分のメッセージに気づいてくれるという信頼も読み取れます。ライブ配信中は万琴を近くにおいておけば無事だし、仮に真犯人が襲ってきても犯行を配信することになります。頭のキレる浩暉だからこそ考えられる作戦だといえるでしょう。

みくるは再生不良性貧血という難病を患っていることが判明しました。治療には莫大な費用がかかり、骨髄移植をするしか道はないようです。

みくるは無戸籍で治療をするにも保険がききません。みくるの戸籍の取得が現在になった理由は、みくるの母に会う必要があったからだと推察できます。

現在戸籍の取得には家庭裁判所の許可就籍届を役所に提出することが必要です。戸籍を取得する際に母の戸籍や母子関係を示すもの(母子手帳など)もあると良いそうです。(参考:法務省ホームページ

みくるの実母はおにぎり屋さん「TEMARU」の店員のようです。第7話で浩暉が「TEMARU」を張っていたのはみくるの実母に会って戸籍を取得するためと考えられます。

浩暉は父親である貫路を憎んでいることがわかりました。そんな貫路に対して「みくるを支えること」が父親の使命だと伝えています。

みくるの治療には莫大な費用が必要で、通院するにも毎月費用がかかります。その費用を自分の保険金で賄おうとしているのではないでしょうか。万琴が浩暉のクローゼットの箱の中から見つけたものが保険証券だとしたら、浩暉が考えていることが「全部わかった」「浩暉を止める」と言ったことにも納得できます。

今まで家族をないがしろにしていた父親の貫路に対して自分を始末するように伝え、その保険金でみくるを助けるという筋書きが見えてきます。

野田は浩暉の父親・貫路が服役した10年前の事件が冤罪だったことを知っていると判明しました。野田は10年前の事件の犯人を知っている、または真犯人である可能性が浮上します。第9話では貫路と万琴を引き合わせました。万琴が事実を知ったら必ず行動を起こすことを予測しているかのような動きです。

自身が大和田刑事に紹介した映像解析のデータも手に入れていますし、今のところ黒幕候補としてはNo.1なのではないでしょうか。

筆者がずっと違和感のある夏八木は、万琴の家を訪れたときに倒れた反動で注射器を落としていました。とっさに隠していることも何か裏があると考えられます。

浩暉の手記のニュースを見ている表情が「何言ってんだ、こいつは」という雰囲気を醸し出していました。実行犯として一番怪しいのではないでしょうか。

SNS上では以前から犯人説があがっていましたが、筆者としては今回初めて怪しいかもと思う場面が出てきました。

ラベンダーのハーブティーの匂いに万琴が反応しています。6件目の被害者宅にはラベンダーのドライフラワーが飾ってありました。嗅覚は一番記憶に残りやすいといわれています。万琴が何かに気づいたのではないでしょうか。

はるすけ
はるすけ

犯行現場に居合わせたのは6件目だけなので、6件目の事件と関係がありそうです。

浩暉の手記には輸血の記述もありましたが、採血の練習をしたとはいっても輸血をするのは医療従事者でないと難しいのではないかと思います。

ホルスの目はエジプトの神話で左目が月の象徴、右目が太陽の象徴とされています。夏八木唯月いつきには”月”という漢字が入っており、向葵は向日葵=太陽とも受け取れます。『恋は闇』では今までにも青とオレンジの対比が描かれており、犯人が単独でない可能性は十分に考えられます。

第9話のラストにはよつばスーパーを訪れた万琴が浩暉に捕まるという展開が待っていました。よつばスーパーは「始まりの場所」であり、立川店は浩暉の実家がある場所でもあります。10年前の事件がホルスの目の序章だったことを匂わせているといえます。

浩暉の母は企業弁護士でM&Aを担当しており(新聞記事より)よつばスーパーは統合によって閉店へと追い込まれたことが推測できます。よつばスーパーの関係者が事件に関わっているといえそうです。

これまでの伏線を回収しながら、最終回にどのような展開が待っているのか。「真実を見抜けるか」というテーマはドラマの中だけでなく、私たちの実生活にも重ね合わせられることだと思います。

最終回を楽しみに待ちましょう。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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