この記事では
- 【対岸の家事】あらすじ~第3話~
- 【対岸の家事】ドラマ感想~第3話~ネタバレ・全国民に観てほしいドラマ
についてまとめています。
よろしければ最後までご覧ください。
【対岸の家事】あらすじ~第3話~
礼子(江口のりこ)の娘・星夏(吉玉帆花)がおたふく風邪にかかり、仕事を休めない礼子に代わって詩穂(多部未華子)が星夏を預かることに。苺(永井花奈)と星夏が仲良く遊ぶ姿にほっこりしながら楽しく1日を過ごす詩穂。しかしそれを聞いた中谷(ディーン・フジオカ)から「他人の娘を預かるのなら、きちんと対価をもらうべき」と忠告され、詩穂は思いもよらなかった言葉に驚く。
一方、礼子は会社に星夏の看病のために数日間の休みが欲しいと相談。いつも礼子の仕事を肩代わりしている今井(松本怜生)に嫌な顔をされるのではと気が気ではない礼子だったが、意外にも今井は礼子の仕事を引き継ぐことを快諾。数日後、無事に職場に復帰した礼子だったが、その矢先、今度は長男の篤正(寿昌磨)がおたふく風邪にかかってしまい・・・。
引用元;対岸の家事公式サイト
【対岸の家事】ドラマ感想~第3話~ネタバレ
気になった描写①~村上家の2人目問題~
第3話冒頭の詩穂と虎朗が2人目について言及する場面で、詩穂が何かを言いたそうにしています。
子どもの前だから発言を遠慮していた感じに見えました。

「2人目欲しいけど、私働かなくて大丈夫なのかな…」って思っている?
今の経済状況で家族の人数が増えることに戸惑っている?
虎朗も職場の居酒屋で「奥さんとも欲しいねとは言ってるけど、現実を考えるとなかなか…」と具体的には語っていません。

1馬力で家族を養っていくのに不安がある?
専業主婦家庭は2人目を望めないのか?
今後の展開が気になるところです。
気になった描写②~礼子さんのピアスは8万円~

第1話で初めて詩穂と礼子が出会ったときに、礼子のピアスがクローズアップされていたのが気になっていました。
第3話でそのピアスは営業成績が一番だった時に自分へのご褒美で買ったもの(8万くらい)というセリフがありました。
シンプルなピアスで8万円、ダイヤモンドですね。
礼子のプライドの象徴といえます。
そのピアスをつけることで自分を奮い立たせているのだと思いました。
第3話で今井くんと腹を割って話すシーンではピアスを取る仕草がありました。

ここではこの鎧はいらない、という心の声が聞こえましたね。
詩穂のすごさを感じた第3話
詩穂がお隣の子ども・星夏を預かると言ったときの私。

え?うそでしょ?しかも病気の子どもだよ?
私が同じ立場なら確実に断りますね。
ママ友とはいえ、家庭環境が違う子どもを預かるのはとても勇気がいることです。
身内の子どもですら預かるにはかなりの決断を要します。
数日後、今度は上の子・篤正を預かってほしいと頼まれ、かなり躊躇した様子の詩穂。
この時は”なんでこんなに躊躇しているんだろう”と思いましたが、家事が全然できていないことに対する葛藤だったとわかります。

礼子に子どもを返したあとに、散らかった部屋の描写がありましたよね。
しかも今度は”対価に”とお金を渡されます。
これはいただけない。専業主婦をなめるなよと思いました。
礼子のセリフで嫌だなと思ったところ

篤正を今週いっぱい預かってほしいと言われ、お金を渡された時のセリフです。
- ベビーシッターの仕事だと思って受け取ってほしい
- 今後習い事とかでお金必要でしょ?
- 私も助かる、詩穂ちゃんも助かってウィンウィン
これを聞いたときに、すごく嫌いだわこの人、勝手。と思いました。
確かにお金は必要だけど、それは他人にとやかく言われるようなことではないのです。
ベビーシッターの仕事って、そんなことをやりたいなんて全く思ってない(私)。
助けたい気持ちはあるけど、また毎回毎回頼まれると思うとうんざり(私)。
これを詩穂はきちんと自分の言葉で、礼子を傷つけないように言い方を考えて伝えています。
- ベビーシッターを仕事にしたいとは思ってない
- 私の仕事は家事、その家事が子どもを預かることでおろそかになってしまっている
- 私たち家族3人で過ごす時間を大事にしたい
- だから今後は預かることができない(意訳)
天才か!
私なら、こんな言い方はできないし思いつきません。
しかもそのあと、「肩代わりはできないけど、肩を貸すことならできる」
「必要な時にちょっと肩を貸すくらいなら喜んで」と言っています。
詩穂ちゃん神過ぎる。
言い方・伝え方が大事だって言っていたけど、本当にそうだなと思いました。
私ならもらったお金を返して、「今後は預かることができません。ごめんなさい」で少し距離を置くと思います。
あまり専業主婦の時間を奪わないでほしいと思いましたね。
中谷パパが今回も中谷パパらしくて安心
道端でばったり礼子と中谷パパが出会うシーン。
詩穂から、子どもを預けて自分は仕事に行くことを聞いていた中谷パパは
「いくら払うつもりなんですか?」とかなり問い詰めていました。
ほぼ初対面の人間にあそこまで詰め寄ることができるのは中谷パパくらいしかいないのでは?笑
第2話の最後で、詩穂と中谷パパが”子育て中という仲間、同志になりましょう”と言っていたが、詩穂の代わりに礼子にばちくそにものを言ってて笑えました。
今井くんに泣かされる、今井いいやつ
有休を取りたいと言っていた今井くんですが、仕事中にトイレで携帯を見たり、休憩しながら携帯を見たり、女か?と思ったけどそうではありませんでした。
涙した今井くんを慰めにいった礼子の2人のシーン。
今井くんの「長野さんは頑張ってるじゃないですか。ずっと弱音も吐かずに頑張ってる人の前で、自分だけ弱音を吐くわけにいかない」
で私の涙腺が崩壊しました。

礼子は今井くんがそこまで自分のことを見てくれていると思ってなかったような気がします。
「ずっとつらかった」と暴露した礼子に「マジですか?」と返した今井くん。
2人はここから支え合って仕事していくことになるんだろうなと思います。
お互いに理解し合えるいい職場になるといいですよね。
まとめ【対岸の家事】全官僚と国会議員に観てほしいドラマ
『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』は今の日本で働いている人たちのリアルが描かれていると思いました。
営業成績トップだったのに、育休が明けて総務に席を置く礼子。
営業よりは働きやすいはずなのに、それでもなお満足に仕事ができないことで葛藤しています。

わかる、子どもの体調に振り回されながら仕事をするのがどれだけ大変なことなのか。自分ではどうにもコントロールできないことなのです。
そしてそれを理解してくれる職場が果たしてどれだけあるのか。
誰が悪いわけでもないのに、自分がただ謝ることしかできないのが悔しいという気持ち。
礼子の旦那は何してるん?怒
育休明けの職場でその感じなら、専業主婦が仕事に出るのはもっともっとハードルが高いわけです。
それはパートでも同じことだと思います。
だから今の日本で”産めよ働けよ”というのはまったくもってナンセンスであるといえます。
私は働くママを応援する!
働き方を変えているママたちは「したくてそうしている人」と、「仕方なくそうしている人」とどっちが多いのでしょうね?
私は後者だと思います。
日本のお偉いさん方に届くようなドラマになってほしいと願っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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